役が人を作る(育てる)次世代リーダーの育て方 4.33/5 (3)

今回は組織において人を育てる際に私が有効だと思い取り入れている方法の一つである『役が人を育てる』という考え方についてお話します。

『役が人を作る(育てる)』とは

会社などではよくある話ですが幹部候補のものにマネージャーなどの役職をつけてあげると、その人は次第に役職にあった行動を取るようになり、役職に見合った人間に育つという考え方です。

役職を与えるメリット・デメリット

メリット

与えた役職通りの振る舞いや行動を取るようになり次第にその役職にあってくる。また下記のようなメリットもあると思います。

・モチベーション向上

・当事者意識向上

・責任感向上

デメリット

素質もない人に役職だけ与えると自分が偉くなったと勘違いするだけで、自分より役職が下なものに対して権力を振りかざすなどして、成長するどころか単なる勘違い野郎になる。

最近の出来事

最近も教育の一環で、あるメンバーにそろそろキャリアアップしてもらいたいということもあったので、一つ上のレイヤーの仕事をして貰いたいと言うことで面談をさせて頂き、今の職務についてと今後担当してもらいたい職務と職責についてお話をさせて頂きました。本人もそれを希望していたので、今後はサービスの責任者として努めてもらうことにしました。

本人もモチベーションを高く持っているし、今回のお話をさせてもらうと「実はこういうことは出来ないかと思っていました」と今まで出さずに持っていたアイデアを出してくれて、今後に期待が持てそうです。

もちろん走り始めで、うまくいかないことも多いと思いますが、そこはしっかりレールを引いて上げてサポートしながら育てて行ければと思っています。

何より、今回はサービスを自分ごとと捉えて当事者意識をもってもらえたことがとても良かったと思います。

最後に

人によっては、その人間が役を与えるにふさわしいと思えるぐらいの人間でないと役職を任命しない、という方もいらっしゃいますし、組織によっても考え方は違うと思います。

今回の考え方は大企業というよりかは比較的ベンチャー企業に多いのでは無いでしょうか?

「任せる」というところで自分自身の意外な発見につながったり、育った部下が自分の右腕としてサポートしてくれて思わぬ収穫も期待できます。

あなたに役を与える任命権があるようでしたら、一度試してみてはいかがでしょうか?任命権が無い方も役職ではなく担当レベルの役割分担など小さなところからチャレンジしてみてください。

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