2019年IT導補助金ホームページ作成は対象外で認められない!?(平成31年) まだ投票はありません

2019年も間もなく登録が始まるIT導入補助金。2018年のIT導入補助金と大きな変更点があり、今まで対象となっていた単なるホームページ作成の提供はITツールとして審査で認められないことになりました。

では、ITツール登録としてホームページ作成を登録するための抜道や攻略方法はあるのでしょうか?

2019年4月8日に行われた説明会についてはこちらを御覧ください。

【資料全公開】IT導入補助金2019IT導入支援事業者説明会レポート

IT導入補助金とは

IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等のみなさまが自社の課題やニーズに合ったITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する経費の一部を補助することで、みなさまの業務効率化・売上アップをサポートするものです。

自社の置かれた環境から強み・弱みを認識、分析し、把握した経営課題や需要に合ったITツールを導入することで、業務効率化・売上アップといった経営力の向上・強化を図っていただくことを目的としています。

引用:IT導入補助金2019
https://www.it-hojo.jp/overview/

認められないホームページ作成とは

ホームページ関連費とは

一方通行の情報発信をするホームページ(コーポレートサイト等)は、当補助金の対象とはなりません。顧客等とのインタラクティブ(双方向)なやり取りが可能であり、『インターフェイスの役割』を持つ、『業務プロセス』を補う為のホームページの作成費(とその関連費)がオプションとして補助対象となります。

2019年のIT導入補助金では「単なる静的なホームページ作成」は対象外ということのようです。

静的なホームページとは

会社の紹介ホームページなどホームページ運営側からの一方的な情報発信

静的ホームページ作成だと今までのホームページ作成の殆どがNGとなりそうですね。では例外はないのでしょうか?

認められるホームページ作成の仕様は

2019年のIT導入補助金でホームページ制作の仕様は下記のようなものです。

顧客等とのインタラクティブ(双方向)なやり取りが可能

そもそもインタラクティブとはどういう意味なのでしょうか?

インタラクティブとは?

「対話」または「双方向」といった意味で、ユーザーがパソコンの画面を見ながら、対話をするような形式で操作する形態を指す。具体的には、コンピューターからの画像や音声によるメッセージに対して、ユーザーがマウスやキーボードを入力して操作を進めていく。

簡単に言うと「双方向にコミニュケーションを取ることのできる状態。」ですね。

インタラクティブなホームページとは

実際には登録をしてみないと審査に通るかわからないのですが、一般的には下記のようなものが上げられると思います。また、これらのツールがメインでそれのオプションがホームページという理解になります。

チャットツール

最近たまに見かけるホームページの画面右下に小さなウィンドウが立ち上がりサービス提供元とチャットできる機能を備えたホームページがあると思いますが、これはまさにインタラクティブなコミュニケーションと言えるのでは無いでしょうか?

掲示板

掲示板については何年も前からある機能ですし、WordPressなどにもコメント投稿欄が搭載されていますね。掲示板に投稿をしたものに対して運営側(○○事務局などの表記で)も投稿する形で回答する物を見たことがありますね。これもリアルタイムとは言えないですがインタラクティブと言えるのではないでしょうか?

問い合わせフォーム

これは一般的ですが問い合わせフォームから問い合わせをした後に、メールや電話などで対応するのが一般的だと思いますが、コミュニケーションが取れている事自体はインタラクティブと言えると思いますが、コミュニケーション手段がホームページから電話やEメールに変わっているところを、どの様に評価されるかが2019年IT導入補助金では注目ですね。

 

SNS

  • Facebook
  • LINE @
  • Twitter

SNSについてもホームページにリンクが埋め込まれている例はよく見ますね。こちらもホームページと同様に他のツールに誘導した後にインタラクティブなコミュニケーションを行うことになるので、どの様に評価されるか注目です。

ITツール登録の審査の通し方は?

2018年IT導入補助金では審査に出して修正点があれば事務局から連絡が着て、やりとりを重ねながら審査が通るまで事務局が対応しくれるスタイルでした。

2019年IT導入補助金では何度もやり取りをするのではなくOKかNGの結果でます。審査NGの場合は審査通過するためのヒントとなるコメントが添えてあるそうです。それを参考にして何度も審査にチャレンジできるそうです。

NGな課金形態がある

例えばチャットツールがITツールとして審査に通るツールだったとしても課金形態が「従量課金」だとIT導入補助金の対象外となります。ですので従量課金しかプラントして持っていないツールベンダーはIT導入補助金に対応した固定プランを作る必要がありそうです。

コンソーシアム型での提供の必要がある?

チャットツールの提供ベンダーがホームページ作成も併せて提供するベンダーの場合は単一の「IT導入支援事業者」となりますが、自社でチャットツールなどのプロダクトを持っている事業者は少ないのでは無いのでしょうか?

ホームページ作成は自社で、チャットツールは他社ベンダーから提供、というように複数事業者でサービス提供する場合はその複数事業者で「コンソーシアム」を構成してIT導入支援を行う必要があります。

例えば

主幹ベンダー

チャットツール提供

構成員ベンダー

ホームページ制作

この様な組織で提供する必要がありそうですね。

登録日などスケジュール

IT導入支援事業者の登録申請

2019年4月15日(月)10:00開始

IT導入支援事業者の登録採択

随時

ITツール(ソフトウエア、サービス等)の登録申請

2019年4月19日(金)10:00開始予定

交付申請・事業実績報告

交付申請期間

一次公募 2019年5月27日(月)開始予定
二次公募 2019年7月中旬開始予定

交付決定日

後日発表

事業実施期間

交付決定から5ヶ月を予定

事業実績報告期間

後日発表

まとめ

今回のホームページ作成についての変更点は大きな変更点と言えるのではないでしょうか?

2018年度にIT導入支援事業としてホームページ作成を提供されていた事業者は対応に追われることになりそうですね。

また、今回はITツール登録審査通過の為の正解が分からないところももどかしいですね。

2018年度にIT導入支援事業としてホームページ作成をビジネスとして兆しを感じていたホームページベンダー各社も眠れない日々が続きそうですね。

期間中で有れば何度もチャレンジ出来るので、今回は一発で登OKとならない可能性も考えて早め早めのアクションを心がけましょう。

 

2019年4月8日に行われた説明会についてはこちらを御覧ください。

【資料全公開】IT導入補助金2019IT導入支援事業者説明会レポート

【資料全公開】IT導入補助金2019IT導入支援事業者説明会レポート

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